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どうにか・・・・・
2009年 02月 10日
先日、古い木造住宅(民家)が解体されることになった。
場所は大阪市内である。 この付近は1700年代に入って村が出来てその頃は7世帯ほどあったということ聞きました。 ようするに300年くらい前ににどこからか越してきた方々が長年に渡り住んでいる市内の旧村 であります。 ここの屋敷も1000坪程の敷地だろうか、何しろ周りは15坪ほどの建て売りがひしめく中、 すごい威厳を放っている屋敷であります。 この木造建築も当主の方の話によると明治元年の初めての調査の時には既に記録されてると いう事で、おそらく天保時代くらいのものではないかと言うことであります。 その150有余年の歴史ある建物が今まさにその生涯を終えようとしているのであります。 上の写真に引っ越しのダンボールが見えるのはそのことを示しています。 僕はこの10年間、大阪市内でこのような歴史ある建物がどんどん解体されて行くのを 目の当たりにしてきました。 このような大屋敷にお住まいの方はほとんどが商売で成功して購入してのではなく、 ご先祖様から代々受け継いできたものを大事に大事にされてきたものであります。 ところが代が変わるたびに莫大な相続税が課せられ、このような大きな財産を維持することが 難しくなってどうする事も出来ずに手放してしまうのであります。 この屋敷も江戸時代は大庄屋で大いなる繁盛だったと簡単に予想出来ます。 引越しの為に蔵から出て来たものの一部でもこれほどのお宝です。 どれ一つ偽物はない!天保時代のものがほとんどだと言います。 もちろん我々の国では国民は税法で決められた額を納税しなければならない義務があります。 しかしその裏で、このようなわが街の財産・文化財というような歴史そのものを伝える 大事なものが無くなって行きます。それらの中で市や国に認められ重要文化財として 後世に伝えて行けるものは絶望的に少ないという事実をどう受け止めればいいでしょうか。 前回の西尾邸は文化財として後世に伝えて行ける予定です。 しかしこの屋敷は無くなってしまいます・・・・・・・。 100年以上に渡りこの屋敷を支えてきた柱・梁も、江戸時代の大工さんが電気もなにも 無い時代に一生懸命作ったもの全てが後数日で「無」になってしまいます。 最後に、この屋敷の当主が僕に話してくれた言葉が忘れられません。 「どうしようもなく残念だ」 この短い言葉の中にご先祖からの宝物を手放してしまう無念さが本当に伝わってきました。 この玄関も、ご主人を迎えることはもの永遠にないどころか、その存在さえも後数日で 無くなってしまうのだから。 撮影機材 1.7 EOS 5DMarkII + EF16-35mmF2.8LⅡ 2~5.8 EOS 1DMarkIII + EF16-35mmF2.8LⅡ 6 EOS 5DMarkII + SIGMA 50mmF1.4 9 EOS 1DMarkIII + SIGMA 50mmF1.4
by eos1d3
| 2009-02-10 16:15
| EOS5DMarkII
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Comments(18)
こんにちは。
とても大阪の真ん中にある建物とは思えません! 解体されてしまうのですか。 本当に「残念」の一言に尽きるように思います。 これだけの家、茶器の数々ですから、きっと名のある家系でしょう。 理由は分かりませんが、解体はもったいないですね。 大阪の方でこれだけの土地を維持するとなると固定資産税も相当なものと想像されますが、手放すのも苦しいですが家主さんを含め、行政の方も何か残す方法はなかったのでしょうか。 色々難しいですね。
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ゼク
at 2009-02-10 18:46
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紅のぷたさん!この屋敷はもちろん10代以上続いている地元の名家です。
お奉行の札があるように江戸時代は役人の接待を村を代表して行った歴史ある家系です。 金屏風もおそらくかなりの物だと思います。 しかし残念です。当主の方はお蕎麦屋みたいなのに改造して使えないかな?と 言っておりましたが、結局は解体されるようです。
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ゼク
at 2009-02-10 18:47
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ThebasicsISO100 at 2009-02-10 19:49
こんばんは。
大阪市内にもこんな大きく素晴らしい屋敷があったんですね! また、お宝の数といい保存状態といい、すごいです! このお宝は当然、当主と同じ家に引っ越すんですよね? 天保6年の看板がすべて物語っています。 解体とても残念です。
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ゼク
at 2009-02-10 19:54
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M5さん!本当に残念ですね。お宝は蔵の中にあったものですがもちろん新居に
持って行きますよ。僕にはどれだけの値打ちがあるのかわかりませんが、 中には凄い物も残っているような気がします!! 天保時代のものが多く残っているということは170年も保存状態がよく 残っていたということですね。それにしても凄い歴史ですね。
こんにちは。
それにしても、立派なお宅ですね。そして、ホントに惜しいですね。無念さがよく伝わってきます。 ただ、維持のことを考えると、持ち主さんの事情も理解できます。 文化財になるような立派なものだけでなく、それ以外のものにも、いろんな歴史や思い出が 詰まっているんですよね。 新しいばかりが素晴らしいわけではない、と思いますが、仕方ないことなのかなあ・・・
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ゼク
at 2009-02-10 22:41
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ジャニアユースさん!このお屋敷はうちの周りでは一番大きなお屋敷ですね。
10年ほど前はまだ残っていましたがこの10年でちょっとずつ減ってきています。 おそらく所有者が高齢化して亡くなられ、その相続税の関係で物納・・・ということだと思います。 だいたいこれらの広大な敷地のあとは建売の分譲住宅がひしめき合って建つか マンションが建つのが普通です。それまで威風堂々としていた町並みは一変してしまう訳です。 自由主義、資本主義では仕方ないかもしれませんし、否定も出来ませんが、 わが町の歴史的なものがなくなっていくのは確かですね。
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ゼク
at 2009-02-11 09:28
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パイロンさん!やはりここにずっと住んでこられた方は寂しいってもんじゃないと思います。
出来ることならご先祖からの財産を守りたいでしょうがそれは難しいことなんでしょうね。 僕のような普通の人間はそんな心配をすることもないので幸せかもしれませんね。
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kotodaddy at 2009-02-11 11:59
もったいないですねぇ、ホントに。
でも、こういう旧いものをいいと思う人ばかりでないのも事実で、 現にウチのカミさんなんかは近代的な家やホテルが好きみたいです。 私も以前はそうでしたが、最近じゃ圧倒的にこういった旧い日本家屋が 好きですね。相続税の物納、仕方のない事ではありますが、返す返す 勿体ない・・。手放す方のお気持ちもざそや・・。
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lappy_man at 2009-02-11 13:48
梁が立派です。
しかも手入れが行き届いてる様子から、いかにこのお屋敷が大事にされていたかが、 わかるようです。 蔵のお宝の数々、歴史を感じます。 こうやって、ゼグさんが、写真として残しておかれることが、この家(当主)にとっては せめてもの救いでしょうか・・・。
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なんちゃってブルーズマン
at 2009-02-11 19:47
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ゼク
at 2009-02-11 22:54
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kotodaddyさん!ほんとうに勿体無いです。
僕もこの江戸時代の家に住めと言えばどうかわかりませんが、大事なわが町の 歴史の証人みたいなもので出来れば区の文化財でもいいから残して欲しかったですね!
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ゼク
at 2009-02-11 22:56
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lappy_manさん!本当に無念さがこみ上げてきますね。
僕がいくら写真に残してもこの歴史ある家は存在そのものが無くなってしまうのです。 何とかこのまま残すことは出来なかったのか・・・・・。仕方ないですが残念ですね!
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ゼク
at 2009-02-11 23:02
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なんちゃってさん!本当に大阪市内ですよ!!
おそらくこの周りの中の家では一番の名家だと思いますよ! 明治時代はおそらく1万坪ではきかない土地を持っていたと思いますよ。 しかし江戸時代から明治・大正・昭和・平成と本当に変わり行く日本を見てきたと思います! お疲れ様でしたといいたいです!
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wisteria_apr at 2009-02-11 23:10
こんばんは。またこれは立派なお屋敷ですね^^
しかしこちらは解体されるそうで、事情があるとは言え空しいですね。 とは言え実際所有される側とすると税金を始めとして色々手間もお金も かかってしまうのでしょうね。 唯一出来る事としたら、ゼクさんのように写真に収めておくことにより その時の時間、空間を写し止めておく事でしょうか・・・。
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ゼク
at 2009-02-11 23:31
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wisteriaさん!本当に立派なお屋敷ですよ!しかし残念ですね。
大阪市内にはまだまだ江戸時代の屋敷が残っていると思いますが、どこのお宅も 維持と管理に大変だと思います。固定資産税も相当なものでしょう・・・。 相続税やいろんな税金でこれらご先祖の財産を守っていくのは本当に大変だと 思います!あと30年もしたら全部なくなってしまうのではないかと心配ですね! |