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時流に乗るな、多数派に巻き込まれたら脱皮して必ず少数派になれ      村野藤吾
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魂の帰還
彼が亡くなってもうどれくらい経つだろうか?5年?6年、いや8年は経っただろうか・・・・・。

私と彼は高校・大学を通じての同級生、大学も同じ建築学科に進学して机を並べた。
大学を卒業して10年経った頃だろうか、私は新居を購入した、そしてそれは彼の家の近くだった。
彼の実家は古くからお菓子を作って売っている。彼は確か3代目か4代目かだったが、大学院まで進んだ彼は
実家を継がずにそのまま建築の世界に就職した。ところが、いろんな経緯があって実家を継ぐ決心をして
地元に戻ってきた頃を同じくして、私も引っ越してきたのだった。

早速、僕は彼に挨拶に行き、これからはご近所として色々よろしく!と笑いあった。そばには2歳の女の子が笑っていた。


そんな、彼に不幸が襲ったのはそれからまもなくのこと。
大学時代は山岳部に所属していた彼は、卒業後もお世話になったアルプスの山小屋を手伝っていたのである。
山小屋を閉めて降りるその日に猛烈な吹雪に遭い、帰らぬ人となってしまった。





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残された彼の妻と2歳の娘はそれからもその場所に住み続けた。
そして娘が小学校に上がって何日かしたときに、今度は彼の父が病に倒れたのである。
お菓子作りももう絶たれた、彼の実家は店をたたみ、義母は彼の妻にこういった。

「息子が亡くなっても、孫が小学校に上がるまでよく家を手伝ってくれた。でもお義父さんも亡くなった今、
もうあなたを引き止めておくことは出来ない。実家のご両親のところに戻りなさい・・・・・」

本当は、主人も息子も亡くしたお義母さんは孫まで手放したくなかっただろうが、そう告げた。

そうして、3年前に彼の妻と娘は大阪を去ったのでした・・・・・。・・・・・・彼の遺品・荷物と一緒に!





しかしこの話は終らなかった。
彼の妻の実家は、宮城県女川町だったのである。
何と言う、人生の皮肉だろうか!主人を亡くした妻は今度は家をも失ってしまったのであります・・・・・。

一瞬の出来事でした。
地震が収まり、落ち着いた頃、津波警報が響き渡り逃げるのがやっとのようでした。
2階建ての自宅の1階には流れてきた車が突き刺さったそうです。

しかし、しかしです!引越しのときに大阪から持っていった彼の遺品・荷物の一式は2階の天袋奥深くに
仕舞われて一切の被害を受けてなかったのです!!


彼の荷物以外何も残らなかった。
彼の妻はその荷物が大阪に戻ってくれと彼が言ってる気がしてならなかったのであります。





小学5年生になった孫と嫁が戻ってきた大阪の実家はなんとも言えない皮肉な再会を喜んでいる。
そして、また元の家に戻ってきた彼の荷物は血の繋がった祖母と孫を引き繋げてくれた。

やはり、死してもなお彼の家族を思う魂が皆を合わせたと思わずにはいられない。
この話を聞いて僕は人と人との繋がりとその神秘なる深い思いに目頭が熱くなりました。

本当に心の優しかった彼の墓前にあらためて手を合わせに行こうと思う。

そして、肉体は離れても魂はいつも一緒と言うことだな?と彼にもう一度たずねてみようか・・・・。
by eos1d3 | 2011-07-09 12:39 | 徒然に | Comments(8)
Commented by korosuke at 2011-07-09 17:55 x
毎日楽しみに拝見させていただいてます。
私も5歳の女の子を持つ父親として、大切な家族を残し亡くなられた御友人のお気持ちを
思うと、涙が止まりません。
御友人の残された、御家族の皆様の御幸せをお祈り申し上げます。
Commented by MOGU at 2011-07-09 22:44 x
こんばんは。

ドラマのような凄い話ですね。
しかし、幼い子供を残したお友達は無念だったと思いますが、震災では、
家族を見守り守ったのではないでしょうか?

簡単に掛ける言葉は見つからないかもしれませんが、尋ねれば、お友達と魂で
会話を交わせるのではないかという気がします。
Commented by ゼク at 2011-07-09 22:58 x
kurosukeさん、どうもありがとうございます!!
本当に、自分の身に置き換えても辛い話ですね。
2歳の子供を残して彼も心残りだったと思います・・・・・。
でも、また戻って来れてよかったのかもしれませんね!
Commented by ゼク at 2011-07-09 22:59 x
MOGUさん、本当にドラマのような話ですが、実話です。
残された自分の荷物だけは震災でも無事で、それがまた家族を引き合わせるなんて
凄いドラマだと思います!
Commented by パイロン at 2011-07-09 23:53 x
こんばんは。

ゼクさんのご友人は、お母さんと奥さん、お子さん思いだったのでしょうね。
3人が再び一緒に暮らせるように、願っていたのだと思います。
Commented by Harakatsu at 2011-07-10 10:16 x
はじめまして、こんにちは。
ゼクさんの素敵な写真を、いつも楽しく拝見させていただいております。
そしてカメラ機材などいつも参考にさせていただいております。

僕も5歳と3歳の娘の父親です。
ゼクさんのご友人の話に涙しながら読ませていただきました。
家族、奇跡のような出会い、家族を思う深い深い優しさ・・・
感謝の気持ちで日々過ごさなきゃと、改めて思いました。
Commented by ゼク at 2011-07-10 19:29 x
パイロンさん!友人はそれはそれは優しい人でした。
きっと山を降りるときも仲間を思いやったと思います。

本当に生きていてくれたらと今でも残念でなりません。
Commented by ゼク at 2011-07-10 19:33 x
Harakatsuさん、こちらこそ初めまして、そして書き込みありがとうございます!

うちの子は上は中学2年生で下は小学4年生です。
5歳と3歳と言えば本当にかわいくて仕方がないときだと思います!
たくさんのお写真をお子さんの為に残してあげてください!