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事実は小説よりも奇なり
2013年 07月 30日
先週行われた2013 SUPER GT第4戦菅生ラウンドでは滅多に起きない事が本当に起こった。
SUPER GTは全日本GT選手権からつながる日本のGTカーレースの最高峰である。 そのレースの最大のサポートをしているのがカーショップ大手のオートバックスだ。 そして、オートバックスはレーシングチームを所有しておりSUPER GTのGT500とGT300の 両方にエントリーしている。総監督は元F1ドライバーの鈴木亜久里氏であり、その名前をとって オートバックス・レーシングチーム・アグリ(ARTA)と言う。 さて、今回のレースはドライで始まったレースが終盤に雨により滑りやすい状態になり GT500の1~4位を走っていたマシンが全てリタイヤすると行った大波乱があったのだ。 5番手を走っていたARTAがそのまま逃げ切ったのであるが、ファイナルラップの前から、 同じくARTAのGT300マシンとランデブー走行状態になり、そのまま2台がチェッカードフラッグを 受けたのだった。 まず、同じチームがGT500とGT300が一緒に勝つこと自体難しいが、速度の違う両カテゴリーが 一緒にチェッカーを受けることも珍しい。81LAPの今レースは速度の速いGT500がチェッカーを受けた その時点ではGT300車両は当然81LAPに達していない。しかし、チェッカードフラッグは出ているので その周でレースが完了する。 もし、GT300のARTAが少しでも先を走っていれば、もう1周走らなければならなかったはずである。 そこを僅か半車体分先にGT500が入り見事両者チェッカーとなったのである。 これは実に感動的なチェッカーであった。 数年前のホンダ同士の僅差のチェッカーも劇的であったが今回はそれ以上に素晴らしかったと思う。 勝てない間も、常にチームを支え続けるスタッフたち。 厳しい目で、マシンを最高の状態に作り上げる。 優勝はチームみんなの努力の結晶であることはチェッカーの瞬間の涙で分かるものである。
by eos1d3
| 2013-07-30 19:04
| 徒然に
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Comments(4)
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御多忙男
at 2013-07-31 09:08
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しかしこんなに早いCRZは、街には存在しませんね!
1000キロには、ARTA帽子で出かけます。
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ゼク
at 2013-07-31 20:55
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御多忙男さん、GT300はいつも同じクルマが優勝争いですね!!
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wataru-wata at 2013-08-01 08:47
おはようございます!
今年のS-GT 500クラスは本当に見ていてワクワクしております。 ”勝つために、全力!!!”と言うのが伝わってきて、最後の最後まで目が離せないです。 外野からの身勝手な意見ですが、レーサーの戦いと言う感じがして好きです。 最近のF1は、ちょっと強引なパスをすればすぐにペナルティーがあったりして、戦ってる感が無いのとは対照的に感じておりますので・・・
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ゼク
at 2013-08-01 22:17
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wataru-wataさん、今回の菅生は本当に凄かったですね。
こんなことが起きるなんて想像も付きませんでした。 |