無題
eos1d3.exblog.jp

時流に乗るな、多数派に巻き込まれたら脱皮して必ず少数派になれ      村野藤吾
最新のコメント
wataru-wataさ..
by ゼク at 19:25
ゼクさん、おはようござい..
by wataru-wata at 07:33
wataru-wataさ..
by ゼク at 17:57
ゼクさん、おはようござい..
by wataru-wata at 07:53
wataru-wataさ..
by ゼク at 23:21
wataru-wataさ..
by ゼク at 23:20
機材紹介


このBLOGは
sRGB環境
ガンマ2.2
色温度6000K
輝度80
で作成しております!





基本的にリンクフリーです。
相互リンクご希望の方は
下記よりメールで連絡を
下さい。



このBLOGはKONDO Racingを
応援しています






c0145198_230687.jpg
公社 日本写真協会会員


c0145198_22594281.jpg

一社 日本写真著作権協会会員
HJPI321100004227
お気に入りブログ
外部リンク
タグ
以前の記事
検索
記事ランキング
ブログジャンル
旧西尾家 (現吹田文化創造交流館) 4
この西尾家には立派な「離れ」があります。とは言っても普通の人の本宅よりはずっと凄いです。
1回目に掲載した表門と続いている離れですが主屋から遅れること30年、大正14年(1925)
設計家武田五一氏によって和洋折衷の様式で建てられました。
c0145198_9473676.jpg


この離れは主屋を建てた11代当主が12代目に継がせて隠居する場所にと建てたのですが、
結局、出来上がる前に他界され住むことはなかったようです。

和洋の洋の部分には昭和初期からビリヤード専用の部屋があったようです。
ビリヤード部屋には説明の看板がたくさんあるので今回は撮っていません。
この写真はビリヤードをして、その後にくつろぎ談話する部屋でございます!
c0145198_9463220.jpg


ステンドガラスも1枚1枚絵柄が違います!
c0145198_947141.jpg


そして和の方はこの部屋の奥になるんですが、その渡り廊下は実に素晴らしかったです。
c0145198_9493763.jpg

なお、和の部分にはこれまた茶室等があるんですが、交流館の事務室としても使っていたり
他の部屋にはまだ西尾家の私物が入っているとかで見れませんでした。


ここでおまけとして前回に書きました、主屋の大座敷部屋の廊下の部分を半間ほど
増築した外部の写真ですが、元々石積みの部分に廊下部分が載せられる形で
増築されております。この部分も武田五一の指導によるものであります。

結局、雨ざらしになって使い勝手が悪かったものを武田博士がより実用的になるように
手を加え、当時最先端だったカットガラスによって戸を作り弱者に厳しい建物から、
優しく暮らしやすい設計に変えたのでした。

僕は、建築物は芸術性も大事ですが、その中にいかに機能美を組み込むことができるかだと
思います。ほかの芸術には機能美は得てしてそれほど重要なものではありません。
しかしながら建築と言うものは人が快適に過ごすことが出来て初めて傑作になり得ると
思うのです。

元々、芸術性が高いものが機能的によくなるのではなく、機能的に素晴らしいので
それが芸術と呼ばれなくてはならない世界です。そしてそれこそが機能美です。

c0145198_958167.jpg

c0145198_1001835.jpg

この石の上は明治時代では「外」だったということになります。
昭和時代に作られた木製の階段の下に本来の石の階段が見えます。
c0145198_1003384.jpg


確かに原設計よりは石積みの上に建て増ししているので変わってしまっているかも
しれませんが、僕はこの明治時代の家に上手く溶け込みさらには機能的にもかなり
向上していると思います。
おそらく、この部分が出来て西尾家の方々は長年雨が降ったら部屋の中に雨が入ってきた
のが無くなり喜んだと思います。

やはり、建築とは使う人が快適に過ごせる事から全てが始まると僕は思うのです。


この後、国の重要文化財として認められるかどうかは、今言ったような「増築部分」の
解釈の違いで難しいところだそうです。
この部分を解体してしまえば認められるかも分かりません。
人が住むことによってどんどん進化していった西尾家です。実際に毎日毎日ここに住まれ
使われてきた訳です。僕はこの大きなお屋敷を維持し、しかも自分たちの暮らしに合わせて
カスタマイズしていったその重要性を認めて欲しいと思います。
そして近いうちに国の重要文化財になって、後世までこの雄姿を伝えて行って欲しいと
願わずにはいれませんでした。

平成21年10月16日
国の重要文化財に指定されました。

武田五一博士の増築部分が「重要」と認められたみたいです。
本当に良かったですね!


さて、4回に渡って続けてきました西尾家の写真ですが、今回で終わりです。
お近くの方で興味をもたれた方、良かったら立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

c0145198_106715.jpg


撮影機材
1~7 EOS 1DMarkIII + EF16-35mmF2.8LⅡ
8 EOS 5DMarkII + SIGMA 50mmF1.4
by eos1d3 | 2009-02-02 10:07 | EOS5DMarkII | Comments(12)
Commented by 紅のぷた at 2009-02-02 10:43 x
こんにちは!
無事?帰還して参りました。

拝見はしておりましたが、こういった旧家は日本各地にあると思うのですがどれも素晴らしいですね。
当時の贅を尽くした内装や家具等、今見ても素敵です。

私自身はまだこういった場所へはおそらくほとんど行った事がないのですが、ゼクさんのお写真を拝見する度に関心を寄せられます。
これから徐々にモタスポのシーズンが近づいてるので忙しくなりますが、新しい被写体を求めてこういう所へ行くのもいいもんですね。
Commented by ゼク at 2009-02-02 11:00 x
さきほど紅のぷたさんの方に書き込みましたよ!!
復活おめでとうございます。

まだまだ日本の各地にたくさんの旧家が残っていると思います!!
実際に住まれているのも多いと思います!特に山間部には多く残っていますね!
Commented by MOGU at 2009-02-02 14:47 x
ジャンルが幅広いですね。
建築士の資格を持ってらっしゃるんですよね?

流石と思わせる写真とコメントですね。

我家も実用性と格好良さを狙って建てましたが、やはり初めに
思ってたのとちょっと違う部分もあります。
そいう部分も含めて気に入っては居ますが、カスタマイズできる
ならしたいのですが、肝心のお金がない…
Commented by ゼク at 2009-02-02 14:59 x
MOGUさん!どうもありがとうございます。
僕は無資格です(笑)、某資格取得の専門学校に仕事が終わってから通いましたが
一級建築士の試験に2回落ちています。

そうこうしているうちに建設会社を辞めて家業に入ったので、そのままになっています。

でもいろんな建築に携わったり、施工したりしているうちにこれはカッコいいけど使いにくい
とかがだんだん分かってきます。結局、使いにくくては意味がないのですね。

Commented by kotodaddy at 2009-02-02 17:59
この談話室、そのまま映画のロケにでも使われそうな感じです。
それにしても、ここは家具や調度品もそのままの形で保存されているんですね。
実際にそのチェアに座ったりもできるのでしょうか。・・・まさか、でしょうね^^;
この記事だからと言うワケじゃないんですが、最近は旅行なんかに行く時も、
近代的なホテルなどに泊まるのではなくて、ひなびた和風旅館みたいなものに
泊まりたいと思うようになりましたね。歳のせいなのでしょうか^^;

Commented by ゼク at 2009-02-02 18:28 x
kotodaddyさん!やっぱりひなびた和風旅館やお風呂がやけに
落ちつくのは僕らが日本人だからでしょう。
先祖代々血が繋がって流れていますので、落ち着いて当然だと思いますよ。
こういう旅館に泊まっておいしい湯豆腐でも食べたいですね。
僕の場合お酒はダメなので最高級の麦茶でいいです(笑)
Commented by ThebasicsISO100 at 2009-02-02 21:40
こんばんは。
今回の西尾家シリーズ毎日興味深く拝読し、大変勉強になりました。ありがとうございました!
海外にも美しい建物多いですが、日本の建物も捨てたもんじゃーないですね。
改めて木造建築は世界に誇れる技術だと再認識しました。
大阪行った時は、必ず行ってみます!


Commented by ゼク at 2009-02-02 22:25 x
M5さん!全部見てくださり、どうもありがとうございました!
これほどの屋敷をじっくり見れる機会はそうないですので今回は4回に分けました。
もちろん、寺院や仏閣ではたくさん残っていますが、都会の屋敷では珍しいです。
僕は家から近いのでまた行ってみたいと思います!
Commented by F1ましーん at 2009-02-02 23:24 x
こんばんは~!
>元々、芸術性が高いものが機能的によくなるのではなく、機能的に素晴らしいので
>それが芸術と呼ばれなくてはならない世界です。そしてそれこそが機能美です。
なるほど!確かに機能美とはそういうものですね!
文化財としては、人としての解釈の部分ですが、ここまで建築物としての美しさと機能美が
融合したものは充分、その魅力と資格があると思います。
Commented by ゼク at 2009-02-02 23:30 x
F1ましーんさん!こんばんは~~。
昔、日本建築学会賞をとった安藤忠雄先生の「住吉の長屋」なんですが、
雨の日は隣の部屋に行くのに傘をささなければならない時があるのです。
当時としては斬新だったと思いますが、果たして機能的にはどうか?ということになりますね。

住みやすくて、芸術的にも高い!この相反する両方をうまく取り入れられたものが
僕は素晴らしいと思うのです!
Commented by wisteria_apr at 2009-02-02 23:51
こんばんは。凄い!としか言いようのない物件ですね。
あまり建築に馴染みの無い私でもこれだけの為に吹田まで足を運んでもおかしくはない
様な気がしてきましたよ。
これは是非大事に保存して欲しい物件ですね^^

そう言えば新しいレンズについて最初にコメント頂いたのはゼクさんでした^^
意外と気付かれないものだなと思いましたよ・・・。
インプレはまだ大して使っていないので、追々書こうと思います。
Commented by ゼク at 2009-02-03 00:02 x
wisteriaさん!僕も今日 wisteriaさんのBLOGのタグを見て・・・・・・となりましたよ!
僕が今もっとも注目しているレンズではありませんか!!・・・と!
さりげなく何も無かったようにタグになっていますが、存在は目立たないかもしれませんが
かなりの優秀なレンズのようですね!実に羨ましいです!!
僕のように暗い室内を撮るにはこれしかない!と言ったようなレンズですね!

さて、この西尾家ですがJR吹田駅からも阪急吹田駅からも近いですよ。
これだけに来るのは何ですが、赤川や新大阪に来られたときには是非お寄りください!
名前
URL
画像認証
削除用パスワード