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時流に乗るな、多数派に巻き込まれたら脱皮して必ず少数派になれ      村野藤吾
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大阪府立近つ飛鳥博物館
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大阪府立近つ飛鳥博物館は、大阪府南河内郡河南町の大阪府立近つ飛鳥風土記の丘にある
人文科学系博物館であります。

私がまだ建築学科の学生だった1991年に工事開始して、1994年に竣工した。
私が大学生だった1990~1994年と完璧に被る。
当時はバブルのど真ん中で特に設計期間である1990/4~1991/11と言えば、
建築業界は沸きに沸いて、大阪府の予算も今では考えられないほど豊かであっただろう。

そういう、私は、この博物館の設計が安藤忠雄先生に決まったと、大学の先生から聞いた記憶が
あるだけで、実際に工事中も竣工してからも開館してからも実に19年間行った事がなかった。

安藤先生は日本の建築界においても超著名であることは言うまでもないが、
実は私の大学の近くに住み、昔は授業を隠れて聞いていたという噂もあったと聞いたくらいだ。

時期同じくして大阪で安藤忠雄展が開催され、私ももちろん行ったのだが、そこでこの博物館の
デッサンを見たように記憶している。先生は思いついたらレストランのペーパーナフキン等にでも
すぐに原案を書きとめる。たしか、そう言うものが飾ってあったように思う。

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RCの打ち放しだけで季節ごとの影の形や建物の向きを機密に計算し、自然との融合を
テーマーに設計されることが多く、この博物館も例外ではない。
ただ、その分、弱者にはやや厳しい設計となっているところも否めない。
この博物館の屋根部分は緩い階段状になっているが、私の母は足が悪く到底上がれそうにない。

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外壁・内壁ともコンクリートのままと言う事は、施工時は非常にデリケートである。
何しろ型枠を外せばそのまま仕上がりなので、コンパネは全部新品で、これを固定する
セパレーターや釘の位置までも計算しなければならない。
電気配管等も全て打ち込み式でコンクリートに巣が入らないように鋭くバイブレーターをいれ、
もしくは型枠を緻密に叩いて、密実なコンクリートに仕上げねばならない。

しかも安藤設計事務所と言う事で施工を受けたゼネコンは気の休まらぬ日々だったと想像する。

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中に入りコンクリートも見ても打ち継ぎ面も分からないほどの素晴らしい施工であった。
素晴らしい設計は、それを忠実に再現できる素晴らしいゼネコン、および素晴らしい職人さん達により
達成することが出来る。設計=施工監督=職人と全てが協力してこその作品である。

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いやぁ~、見れば見るほどいいコンクリートである。
バブルの真っ最中、この山の中でセパの位置を考えながら大男達が汗を流しながら建て込んだと思うと
このRCの壁の間を歩くことさえ感動的であり思わず頬擦りしてしまったほどである。
by eos1d3 | 2013-05-28 19:37 | EF16-35mmF2.8LⅡ | Comments(2)
Commented by すずかのパパ at 2013-05-28 21:52 x
こんばんは。僕もここには数回行ったことがあるんですが。
さすがゼクさん!見るところが私とは全く違いますね…
私はコンクリートばっかりで、愛想のない建物やなぁ…って思ってましたが、コンクリートの建物に こんな深い意味があったとは思いませんでした(^_^;)
Commented by ゼク at 2013-05-28 22:02 x
すずかのパパさん、打ち放しって本当に難しいんです。普通は型枠はコンクリートから
剥がすと上の階に持ち上げて何度も使います。次第に釘のあとや色々目立つように
なりますが、最後に吹き付けやタイルを貼るので全部消えるわけです。
打ち放しはこのままで仕上がりですので本当にシビアです。
パネルとパネルの合わせ目もそのままですし、釘のあともそのままです。
ようするに一発仕上げなので難しいのです。失敗したらコンクリートごと
破壊して1からやり直しです。
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